人はどうしても見た目に左右される生き物です。
男性の肌も、ハリが無くなってしぼんでくると、実年齢は若くても老化を感じたり、人によっては無気力そうな印象を与えることもありますよね。
逆に年齢が高くても肌にハリがあってツヤツヤしていると、エネルギッシュで若々しく見えます。
でも、「男の肌のハリ」はどうやったら高めることができるのでしょうか。
女性のスキンケアを使うだけでは実はちょっと力不足なんです。
今回は男性の肌のハリを高める方法について詳しくまとめていきます。
男性の肌のハリが低下しやすい理由
男性の肌は同年齢の女性と比較し、ハリや弾力が低いと感じる方は多いです。
実際、女性と男性では肌(角質層)における保水量が全然違います。男性の角質水分量は女性のおよそ半分しかなく、皮脂量は3倍多いという検証結果は2009年ポーラから発表されました。
参考 ポーラ,2009年3月18日ポーラ化成が男性の肌を徹底調査
角質の水分量が少ないと、角質層のバリア機能が落ちて、水分が逃げていくことで肌の乾燥が進みます。見た目にもカサついたり、小じわの原因になりやすく、肌のハリが失われたように見えてしまいます。
また男性の肌は女性と比べ肌の表面にある角質層が20~30%厚いそう。
角質の厚さは肌を守るために大切ですが、ゴワついた肌になりやすいです。体の中で角質が厚い部分と言えば、かかとや肘。
このあたりはゴワゴワしていますよね。
男性のこのような特徴的な肌質によってツヤが出にくかったり、ハリがない肌に見えたりする一つの要因となっています。
男性の肌のハリを高めるスキンケアとは
男性の肌のハリを高めるには以下の3つのポイントに注意したスキンケアを取り入れましょう。
- たっぷりの保湿
- 古い角質を残さない洗顔
- 紫外線対策の日常化
この3つは肌のハリを高めるだけでなく、テカり、ニキビ、毛穴の黒ずみなどの肌トラブルを予防する上でも大切です。
それぞれの必要性を具体的に説明します。
たっぷりの保湿
洗顔後にパパっと化粧水をつけて終了!だと元々水分量の少ない男性の肌はあっという間に乾燥してしまいます。
乾燥しやすい男性の肌が一日中乾燥しないための保湿はハリを高めるために絶対必須です。
角質まで浸透する分子サイズに加工した保湿剤を使うのがベスト。
一例として「低分子○○」「加水分解○○」と書かれたものは角質に浸透しやすいサイズに加工されているものが多いです。
古い角質を残さない洗顔
洗顔は朝と夜の2回、洗顔料を使って丁寧に洗顔します。
古い角質を除去することで、保湿成分が肌に浸透しやすくなるためです。
洗顔は、古い角質の他にも毛穴に詰まった角質を除去する効果も期待できます。泡なら泡立てネットを使ってホイップクリームのように泡立てたものを使いましょう。
面倒ならジェル洗顔は、泡立てる手間が不要でおすすめです。
紫外線対策
肌のハリ・弾力を低下させる大きな要因に「光老化」があります。これは紫外線によって引き起こされる肌老化。
地表に届く全紫外線のうち約95%を占めるUVA(紫外線A派)は、表面の角質層を通り越して、真皮層まで浸透し、ハリや弾力の成分となるコラーゲンやエラスチン、ヒアルロン酸などを作り出す「繊維芽細胞」にダメージを与えてしまいます。
この光老化を予防するために紫外線対策は重要です。
ただし、日焼け止めクリームはなるべく肌に優しいものを選びましょう。
紫外線吸収剤の使われたものは肌の乾燥を招きます。
また、SPFやPAが高いものはクレンジングを使ってしっかり落とす必要も出てきます。
理想的なのは保湿成分を含み、紫外線吸収剤の代わりに天然由来の紫外線防止成分や紫外線散乱剤を使用したものがおすすめ。
クレンジング不要で、ぬるま湯と洗顔料で落ちるものは肌への負担が少なめです。
スキンケアだけじゃない!男の肌のハリをUPする食材とは?
肌のハリを高めるためには内側からのケアを大切です。
その中ですぐに取り入れられるものは「食べ物」。肌のハリを高めたい方は以下の5つの食材を積極的に摂取することをおすすめします。
ただ、ここで注意してほしいのが、この食材だけを取ればよいというワケではないということ。
バランスのよい食生活が基本です。
最も大切なのはバランスのよい食生活であることは変わらないという点は念頭に置いておきましょう。
動物性タンパク(肉・魚)
タンパク質は肌を作る「材料」です。体内のたんぱく質が不足すると、肌だけでなく髪もパサついたり、ゴワついたりと悪影響です。
良質で鮮度のよい(酸化していない)肉や魚の摂取をするようにしましょう。
植物性タンパク質(大豆製品など)も加え、ローテーションするようにして摂取するのが理想的と言えます。
ナッツ類
アーモンド、くるみ、カシューナッツ、ピスタチオ・・・などのナッツ類には豊富なビタミンEが含まれています。
ビタミンEには肌を老化させる活性酸素の産生を抑制する効果があり、肌細胞の老化対策となります。また、肌に「黄ぐすみ」を起こす糖化にも効果を発揮。
糖化は、体内の余分な糖とたんぱく質が結合してできる「AGE」という老化物質が原因で起こります。
アーモンドにはこのAGEを減少させる効果があることが分かっています。
パセリ
肌の弾力成分であるコラーゲンを作る際、「ビタミンC」は欠かせません。そんなビタミンCが豊富に「含まれている身近な食材がパセリです。
パセリはビタミンCだけではなく鉄分も豊富に含まれているため、コラーゲンやヒアルロン酸の生成に必要な酸素を活発に運んでくれます。
他にもβカロテン、ビタミンB1・ビタミンB2、カルシウム、ナイアシンなどの美肌に欠かせない成分が多く含まれています。
納豆
納豆に含まれる「ナットウキナーゼ」は、そのまま食べても吸収しにくい「コラーゲン」を低分子に分解し、吸収率を高めてくれます。
また、「ポリアミン」という成分は古い細胞を分解し、新しい細胞を作り出す手助けをしてくれます。
血栓溶解にはたらく「ナットウキナーゼ」の発見者で、納豆の血液凝固線溶研究の第一人者である須見洋行(すみ・ひろゆき)先生は代謝を常に活性化させるためには1日3回、1回1パックの納豆を食べることをおすすめしています。
ちょっと量が多いですが、できる範囲で取り入れてみるといいと思います。
キムチ
韓国を代表する発酵食品キムチ。最近、このキムチには「Q-1乳酸菌」という菌が含まれていることが分かりました。この菌は肌のハリをアップさせる効果があると分かっています。
15人に8週間試した実験では乳酸菌を摂取する前には平均で2175だった毛穴の数が、1677にまで減少しています。
参考NHK,美と若さの新常識
肌のハリ感が高まることで毛穴が目立たなくなったとのこと。腸内環境を整えるキムチはハリだけではなく、美肌全体に効果的な食材だと言えます。
肌のハリを低下させる習慣とは?ワースト3!
きちんとスキンケアをしても、食生活に気を付けても、全然肌のハリが回復しない・・・という方は以下の習慣がないかチェックしてみてください。
喫煙
喫煙はニコチン・タール・一酸化炭素の三大有害物質を含み、肌の老化を促す活性酸素を生み出してしまいます。
この活性酸素はコラーゲンの生成を邪魔するだけでなく、活性酸素分解のために、コラーゲンの材料となるビタミンCを大量に使ってしまいます。
さらに、ニコチンが体内に入ると血管が収縮し、肌の代謝に必要な栄養が行き届かなくなります。
喫煙を長期で続けると、肌のハリ・弾力が失われ、くすんだ肌色の「タバコ顔」になると言われています。
睡眠不足
慢性的な睡眠不足は肌の代謝を司る「成長ホルモン」の分泌を妨げてしまいます。肌の代謝が落ちると、肌がくすみ、ゴワついたりハリ感が失われることも。
また、睡眠不足に陥ると男性ホルモンの分泌が増え、肌では皮脂が多く分泌されるようになります。
肌トラブルを未然に防ぐ上で睡眠不足は大敵です。寝貯めもできないため、日々の睡眠をしっかりと取るようにしましょう。
過剰な飲酒
過剰な飲酒が続くと肝臓に負担がかかります。肝臓は新陳代謝や老廃物の排泄を担う大切な臓器。
その肝臓に負担がかかると、働きが鈍り肌の生まれ変わりが遅くなるなどの悪影響を起こします。
また寝る前の飲酒は睡眠の質を悪くさせてしまいます。これが成長ホルモンの分泌に悪影響を及ばす影響も。お酒は休肝日を設けつつ、適度な量で楽しむことが大切です。
スキンケアと食習慣で肌のハリを高めよう
最初に書いた通り、男性の肌は女性と比べ「水分量が少なく、皮脂が多い」肌。角質が厚くゴワつきやすい肌でもあります。
ですが、男性でもスキンケアをきちんと行っている人は女性と比較しても差がないくらいキレイな肌を維持しています。
できるところから取り入れて、ハリのある若々しい肌をめざしましょう♪
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まめ

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